にこ日々へようこそ(管理人にこのプロフィール)
「原因のはっきりしない行きしぶり」は、これ↓↓が理由の1つかもしれません。
HSC
‖
ひといちばい敏感な子
今回は「HSC=ひといちばい敏感な子」について紹介します。
【体験談】先生がお友だちを怒る姿を恐怖に感じる
現在(2022年)小学校4年生の娘は、2年生の頃から「行きしぶりがち」になりました。
最初は原因がよくわからなかったのですが、「 HSC 」の可能性を考えるようになったら、思い当たる「行きしぶりの原因」がありました。
それは「担任の先生が怒ること」でした。
その先生はお友だちを怒るときに、大きな声で怒鳴ったり、黒板やモノを叩いたりしていたそうです。
実際に娘が怒られる対象ではなかったのですが、「怒られたらどうしよう…」と日々恐怖を感じていました。
だけど「先生が怒ることについて」クラスのお友だちに聞いても「気にならない」という子もいて、もしかしたら「娘が気にしすぎ?」なんて思ったこともありました。
ですが、「 HSC 」を理解すると、ストンと腑に落ちます。
お友だちが平気なことでも、娘にとっては恐怖だったのです。
ここからは、本で学んだ「 HSC 」について説明します。
「HSC」とは?
「HSC」とは
Highly Sensitive Child=HSC
ひといちばい敏感な子ども
です。
同じような言葉に「HSP」があります。
「 P 」は「Person」の頭文字。
「ひといちばい敏感な人(大人)」を指すときに使います。
「繊細さん」とも呼ばれます
今回は、子どもの話なので「HSC」として、すすめていきます。
HSCは…
- もって生まれた性質
- 障害や病気ではない
- 割合は5人に1人
- 人それぞれちがう
- 発達障害と誤解されがち
原因のはっきりしない不登校の8割以上が「HSC」?
↑↑こちらの本の著者「明橋大二先生」が、あるインタビュー記事で、こんな発言をされていました。
「不登校のお子さんをよく見ている中で、特にいじめにあったわけでも、先生との相性が悪いわけでもないのに、学校に行こうとするとお腹が痛い、頭が痛いとなる子がいます。そういう子を見てみると、ほとんどの場合がHSCと思われる気質を持っています。私は原因がはっきりしない不登校の8、9割はHSCではないかと思っています」
ひといちばい敏感な特性をもつ子供「HSC(エイチエスシー)」を伸び伸び育むためにできること。 子育てカウンセラー・心療内科医の明橋大二先生にききました! (MAZECOZE研究所)より引用
(※ 太字は、私によるものです)
「原因がはっきりしない不登校の8・9割はHSC」の可能性。
ということは、原因のはっきりしない行きしぶりも「HSC」の可能性があるといってもいいのではないでしょうか。
うちの場合は先生との相性が悪かったのですけどね。
23のチェックリストで「HSC」の可能性を調べる
さきほども紹介した、こちらの本に「HSC」の可能性を調べる「23のチェックリスト」が書いています。
一部紹介しますね。
チェックリストの一部
- すぐにびっくりする
- 親の心を読む
- いつもと違うにおいに気づく
- 大きな変化にうまく適応できない
- 痛みに敏感である
このような質問(23個)にすべて「はい」か「いいえ」で答えます。
「はい」の数が「13個以上」なら、おそらく「HSC」
たとえ「はい」が、1つか2つでも、その度合が極端に強いなら「HSC」の可能性があります。
チェックリストよりも「子どもを観察する親の感覚のほうが正確」とのこと。
ちなみに、娘は13個以上あてはまりました。
チェックするタイミングによっては、数に変化があります。
13個未満のこともあります。
スクールカウンセラーに伝えてみた
当時、スクールカウンセリングを受けていたので、カウンセラーの先生に「 HSC かもしれない」と、伝えてみました。
「最近、そういわれる親御さんが結構いらっしゃるんですよねぇ~」
………………。
以上でした。
こんな会話の展開になると期待していたのですけどね。
妄想会話
私も「HSC」の可能性を考えていたんですよぉ
あっ、そうなんですね♪
では、これからはこんな風に対応していきましょうか
はい!!
話は一切ふくらむことなく、サラッと受け流されました(笑)
どうやらカウンセラーなどでも「HSC」について詳しく知っている人は、ごくわずかだそうです(あとから知った)
まとめ:「HSC」かどうかは問題じゃなくて理解するきっかけ
お子さんの「原因がわからない行きしぶりや不登校」は、「HSC」の可能性があるかもしれません。
もし気になることがあったら、本を手にとってみてくださいね。
とは言っても「HSC」は病気じゃないし、だから診断がつくものじゃないし。
そもそも「HSC」かどうかは、そこまで問題じゃないと思うんです。
「こういうのが苦手な子もいる」と、理解してあげることが大切だと思います。
本人が辛いのに
気にしすぎだよ!! 大丈夫大丈夫!!
と言われても、たまったもんじゃないと思うのです。
(自分だったら、「大丈夫じゃない!!」と、悲しくなるだろうし)
「子どもは、HSC なの? どうなの?」の答えを必死に探すのではなく、「子どもの気持ちはどうなのかな?」「子どもの様子はどうかな?」と改めて考えるいいきっかけとして、「HSC の可能性」を考えてみるのはいかがでしょうか?
お役にたてたら、うれしいです。
おしまい。
コメント